北海道で働く獣医師。 馬のせり・セールの提出資料であるレポジトリー(四肢のレントゲン画像と上部内視鏡動画)に関する情報を中心に更新中。
2018-10-30T22:00:00+09:00 2018-10-30T13:00:56Z
2歳馬 トレーニングセール レポジトリー 腕節
はじめに 1歳馬のレポジトリーに提出されるX-ray画像において腕節の骨増生は比較的稀な所見です。そのため、 1歳馬のレポジトリーにおける腕節の骨増生の発生率は1.7-3.3%となっています。 これに対して、2歳馬のトレーニングセールのレポジトリーでは腕節における骨増生...
2018-10-29T20:33:00+09:00 2018-10-29T11:33:34Z
2歳馬 X-ray所見 サラブレッド トレーニングセール レポジトリー
要約 腕節の剥離骨折は2歳馬のレポジトリーで 稀(1%)に認められます。 統計上は出走率に影響を与えません。 しかし、過去の報告では剥離骨折の部位により術後成績に差があり、 部位によっては予後が悪いことが知られています。 はじめに 腕節の剥離骨折は1歳馬の...
2018-10-28T20:09:00+09:00 2018-10-28T11:09:24Z
2歳馬 サラブレッド トレーニングセール 球節
はじめに 第一指骨/趾骨の掌側の骨片は1歳馬のレポジトリーでも認められる所見です。 1歳馬のレポジトリーにおいてもこの所見は認められています。1歳馬については下記の過去記事に記載しています。 もし、よろしければ読んでみてください。 この所見は比較的、1歳時に...
2018-10-27T14:09:00+09:00 2018-10-28T10:45:46Z
X-ray所見 サラブレッド トレーニングセール レポジトリー 球節
はじめに 第一指骨/趾骨の背側の骨片は1歳馬のレポジトリーでも認められる所見です。 1歳馬のレポジトリーでのこれらの所見については過去記事を参考にしてみてください。 第一指骨/趾骨 背側の骨片 1歳馬のレポジトリーでこの所見が認められた馬の多くで臨床症...
2018-10-26T21:05:00+09:00 2018-10-26T12:05:53Z
繁殖 繁殖牝馬
はじめに 前々回 、 前回 と排卵誘発剤についての論文を紹介しています。 今回の記事はこれまでのまとめになります。 結果のまとめ 正常発情周期を有するサラブレッド種繁殖雌馬において, 発育過程にある直径35㎜以上の卵胞 およびグレード1~4の子宮浮腫像が認めら...
2018-10-24T21:05:00+09:00 2018-10-26T11:39:41Z
はじめに 前回の記事 から、自分が書いた繁殖関係の論文について紹介しています。 前回の記事では”序章”について紹介しましてので、 今回は論文では”材料と方法”と”結果”について紹介していきたいと思います。 今回、紹介する論文の目的は ”エコー画像から排卵時期を決定し...
2018-10-22T19:19:00+09:00 2018-10-26T11:38:17Z
はじめに 11月に繁殖分野の講習会に講師として呼んでもらえることになりました。 昨年までは往診も行なっておりましたが、本年の3月に転職後は来診のみの仕事となっているため繁殖分野の仕事から離れています。 このような事情にも関わらず、過去の論文から今回の機会をいただけ、嬉しく...
2018-10-22T09:05:00+09:00 2018-10-22T00:05:34Z
感染症 仔馬 論文
はじめに 仔馬の感染性関節炎は比較的頻繁に認められる疾患の1つですね。 多くの症例では治癒しますが、中には予後不良となってします症例もあります。 今回は仔馬の感染性関節炎に関する論文を読んでみたので、 その論文を紹介してみたいと思います。 論文 今回、紹介す...
2018-10-19T21:28:00+09:00 2018-10-19T12:28:01Z
Transfixation pin casts 牛 骨折 整形外科 論文
はじめに 転職に伴い、馬の獣医師から馬と牛の獣医師になりました。 個人的には整形外科分野に興味があるので、 牛の整形について論文検索を行なっていると、牛におけるTransfixation pin castsの論文を発見したので、紹介したいと思います。 ちなみに今日、 ...
2018-10-15T20:23:00+09:00 2018-10-16T12:49:25Z
X-ray所見 レポジトリー 外科手術 整形外科
はじめに 以前の記事 で大腿骨ボーンシストの治療について記載していました。 ボーンシストの治療方法としては、 以前の記事でも書いたように、 ・ステロイド注入 ・関節鏡手術による掻爬術 がこれまで主に選択されてきました。 これまでのこの2つの選択肢に加えて、 ...