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大腿骨骨嚢胞に対する手術:私が考えていること

 大腿骨内側顆骨嚢胞の手術の選択肢は複数の方法が報告されていて、
どのような手術方法が最も適切なのかについてはいまだ定まっていないと考えている。

過去に選択していたのは
・関節鏡による骨嚢胞のデブライドメント
・超音波ガイド下におけるステロイドの病巣内投与

の2つの治療方法になる。
上記は手術後の出走成績は悪くはないが、運動再開までに長く時間を要することが問題であり、下記は処置後の再発リスクが高いことが問題であると考えている。

2013年にE. Santschi先生が報告した螺子挿入術は非常に優れた治療方法の1つであり、
現在、私はこの治療方法を第一選択としている。
この方法の利点としては
・運動再開が早い
・安定性が高い
ことが挙げられると考えている。

2022年にP. Ravanetti先生らにより報告された
関節外からの骨嚢胞のデブライドメントと吸収性インプラントの留置は上記の螺子挿入とは異なるコンセプトです。
この手術様式は物理的な安定性はなく、吸収性インプラントを足場として組織置換がその治癒方法となります。
こちらもこれまでに良好な成績が報告されています。

昨年、英国、スイスに研修に訪れた際には上記のいずれかの治療方法を選択されていました。

私個人の意見としては、
螺子挿入法がより物理安定性が高く、好みの治療方法です。
吸収性インプラントの場合はインプラントの値段が高額になることも問題の1つですね。

現在の私の推奨を下記に示します。
(あくまでも現在のですよ!!変化するかもしれませんのであしからず。)

・診断時のX-ray検査画像にて骨嚢胞の辺縁の硬化を確認
→ 必要に応じて1ヶ月ほどの馬房内休養を実施し、辺縁の硬化を待つ

・螺子挿入術を実施:可能であれば複数本の螺子を挿入



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